ビックリ日本

「なんでそんなに冷静なの?」災害発生時の日本人の行動の秘密を探る


パニックにならなかったわけではないんです。だって、誰も、そんな事予想してなかったはずだから。でも、学校や会社にいたら、机の下に潜り込むんだろうし、家だったらドアを開けに行くと思います。揺れがおさまったら、近隣の学校や体育館に避難して。

実際できるかできないかは別として、するべきであろう行動は頭の中に入っています。

そうすることが「当たり前」だと、思っています。

 

でも、この「当たり前」って、外国人からしてみれば、不思議な光景なんですって。

 

「死ぬかもしれない時に、なんでそんな冷静でいられるの?」

中国人レポーターの口から出たのはそんな素朴な疑問。

 

「普段から、地震が発生したらこういう対応をするって教えられたり、話し合ったりしている」という女の子。実際に、学校や会社でも頻繁に防災訓練がありますよね。

「おはしも(押さない、走らない、しゃべらない、戻らない)」って標語も教えてもらったっけ。小学校の6年間、耳にタコができるくらいこの言葉を聞いた思い出があります。

 

インタビューに答えてくれた中国人の彼らは、日本人が冷静な対応をしていたことに対して、「マナーやルールが生活の一部になっている」と答えてくれました。

そうやって見えていることは、素直に、うれしいなぁと思いますよね。

非常時だけではなく、常日頃からそう思ってもらえるような振る舞いがしたいなぁ。

 

別の男性は、「空気を読んでしまう」と言ってくれました。この言葉は、「気を遣える」というプラスの意味もあるけれど、「周りを気にしすぎる」ってマイナスの意味も含んでいますよね。実際、「自分の意見はないのか!!!」と言われがちな気がします、日本って。

ただ、災害時にはこの事がプラスとなって、非常時を乗り切ることができました。

必要以上に現場がパニックにならなかったのはきっとこの「周りを気にしてしまう」精神のおかげ。

自己主張も、空気を読むことも、どちらも大事にしていきたいなぁ。なんてどちらも得意ではないわたしは思うのでした。

 

 

 

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投稿者KAPPA(日本)